卒業までの費用を100万円未満に抑えることも可能
通信制大学は、都合が良い時に教員に質問できなかったり、他の学生と交流するチャンスが限られたりしますが、学費の安さという大きな魅力があります。例えば、教科書や参考書を使った自宅学習の方法をメインに選択する場合には、卒業までの学費の総額を100万円未満に抑えることもできます。文学や心理学、環境学といった分野の通信制大学の中には、一度もスクーリングや演習などの授業に参加をしなくても、オンラインでの試験やレポート提出により卒業に必要な単位を取れるところもあります。また、単位の認定が不合格になってしまった場合でも、追加料金なしで同じ科目を再履修できるシステムがある通信制大学を選ぶことで、無駄な出費を減らすことが可能です。
成績が優秀な人は授業料が免除されることもある
通信制大学に入学をしてなるべく学費をはじめとする費用を節約したいという人は、成績優秀者に対する優遇制度がある大学を探すのがポイントです。特に、社会人の学生の受け入れを積極的に行っている通信制大学では、期末試験の成績が一定以上の人や、社会的に広く認知されている資格や免許を持っている人を対象に、全部や一部の授業料を免除するなどの対応も行われています。また、経済的な事情で学費の支払いが困難な学生に向けた給付型の奨学金制度を導入しているところもあります。そこで、学費について悩むことなく通信制大学で学び続けたいという人は、早いうちからそれぞれの大学の学生へのフォローの有無や内容について把握をすることが大事です。